久しぶりの投稿です。
今日は大晦日ですね。毎年大晦日って言っても特別な感じではなくなっているのは自分だけなんですかね~。 さて、皆さんに報告するのが遅れてしまいましたが、先日29日に実施いたしました「リヤカーと歩く繋がりの旅」について報告いたします。 まだ暗い早朝、小田原の工房を出発し、茅ヶ崎里山公園へと向かいました。 到着したその場所には、このところ出番のなかったDESTUREの象徴でもある“リヤカー”が淋しそうにその姿を見せており、私は心の中で「ごめんな、活躍させることが出来なくて、でも今日は一緒に頑張ろうな!」っと、つぶやきました。 やはり、長期間使用しなかったせいで、以前だったら誇り等が溜まらないところが汚れていて、改めて放置していたことに反省してしまいました。 スタート前の拭き上げも終了した頃、今回参加するメンバーも集合し、いよいよスタートする時間が近づきました。 スタートしてから間もなく朝日が私たちを照らし、未知の世界へと導かれていきました。 早速、里山時代からのお客さまが途中の文教大学前で待っていてくださり、「これから長丁場だから、栄養補給しないとね!」とチョコレートの差し入れをいただいたり、里山公園で販売している時代に、よく黒い柴犬を連れて買いに来てくれたお年寄りの女性に出会いました。また、その女性の傍にいたご年配の男性が、「何だよ、来るんだったら回覧板で周知してやったのに」と、とても和やかなムードでしっかりエネルギーをいただきました。 最初に第一休憩地として立ち寄った寒川一之宮の「俵屋」さんでは、新鮮な地元野菜とお餅が入った汁ものをいただき、これまたしっかりエネルギーをいただきました。 寒川から産業道路を南下し、国道1号線までの区間は、かなりのスピードで進み、行商と言うより、自衛隊の訓練のようになってしまいましたが、道行く人は皆、珍しそうに我々のリヤカーを見ている姿が幾度となく確認できました。 平塚に入り七夕通りを抜け、大磯の第2休憩地のマンションに到着しました。 ここ大磯は、今年7月まで“DESTURE ARCHE”として店舗を構えていた場所でありまして、その当時のお客さまも私たちが到着するのを楽しみにしていてくれていたそうです。 休憩予定時間をかなりオーバーするほどの盛況ぶりで、ここでもしっかりエネルギーをいただくことができました。 しかしながら、ここからがいよいよアップダウンが激しい区間に突入することになり、ほんの少し不安がよぎりました。 “が”、まったく心配いりませんでした!大磯から女性1名、男性1名が新たに加わり、不安どころか、さらにパワーアップいたしました。 我々の情報をネット上で確認し、先回りしてコンビニで待っていたお客さまや、行商と言えないスピードのリヤカーを必死に追いかけていくお客さまなど、しっかりと“繋がって”いることを実感する出会いがありました。 二宮では、町議会議員の女性の方がバイクで訪れ、たくさんのお客さまをご紹介いただきました。 この時にすでに辺りは暗くなり始め、いよいよ終盤に突入です! さすがに暗くなると、道行く人にスムーズに販売することは出来なくなりましたが、ただひたすらに獅子奮迅の勢いのごとく、ゴールである青物町に向け進みました。 第3休憩地の岩堀商店では、閉店したにも関わらず、我々の到着を待っていてくれて、しかも、その場でご近所のお客さまにお電話で連絡を取っていただくなど、一言「感謝」と言う気持ちで一杯になりました。 途中国府津の駅で、また一人の女性が加わり、残り約8キロになりました。 酒匂橋からはもう一気にゴールに向かいただひたすらに進むだけです!東町、浜町と順調に進み、残り約2キロと言うところで、先ほど国府津から参加していただいた、静岡県函南から参加していただいた女性がリヤカーを引くことになりました。 普通ならばゴールは私自身がリヤカーを引っ張るところですが、今回の旅のテーマは“繋がり”です!実はこの女性、前日に知り合ったばかりで、今回の趣旨にとても共感してくださり、途中から参加していただいたのです。もちろんメンバーからも「最後は高山さんでしょ」と促されましたが、この旅の目的を象徴している出会い&繋がりでしたので、私は最後まで引いてもらうことにしました。 そしてゴール! 最後よれよれになりながらもリヤカーを引っ張り続けてくれた女性も、ここまで準備を含めてご協力していただいたメンバーの方にも本当に感謝の気持ちで一杯になりました! また、いつもお世話になっている餡子屋さんのお母さまが、お汁粉、漬物、珈琲、緑茶を振る舞っていただき、参加メンバー全員が嬉しさと感謝の気持ちで疲労感満載ながらも充実感漂う素敵な笑顔が印象的でした。 今回、無謀とも言える挑戦、しかし、確実に次へのステップへと“繋がって”いることを実感いたしました。 役目を終えたリヤカーを見て、朝、淋しそうに佇んでいたリヤカーが、たくさんの人に引かれ、何だか嬉しそうに微笑んでいるように見えました!
by desture
| 2013-12-31 13:54
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